
「Webサイトの定期点検」関連コラム
説明なんて簡単?
説明の難しさ
説明は簡単そうにみえて難しいものです。「上手な説明のしかた」のような書籍が数多く出版されていることもそのことを物語っています。
説明がわかりにくくなってしまう原因を文言の面から見ると、例えば以下のようなものがあります。
- 用語が統一されていない
- 特殊な用語を定義せずに使っている
- 前提条件・前提知識が省略されている
- 伝えたい情報を書き手が十分に理解していない
- 説明をする場所が適切でない
- 同じ内容について異なる場所で矛盾する説明をしている
- しなくていい説明をしている
- 説明の意図なく書いた文章が説明になってしまっている
Webサイトにおける説明の難しさ
Webサイトは文章の巨大な集積体です。数年単位で継続して運用されていることが多く、その期間中に文章や説明が堆積していきます。それだけの大量の文言における説明について、長期的に整合性を保つことは簡単ではありません。
また、その膨大なページの山の中で、適切に読者をナビゲートするのも難しいことです。Webサイトには検索によって思いがけないページに読者が突然やってきます。そのページで必要な情報を得られるようにして、さらに関連情報の書いてあるページに誘導するような構造を用意するのも一種の説明です。
メニュー項目の名前を変えたことで、どこか他の場所で矛盾が発生していないでしょうか? ある場所に加えた説明は、他の場所にも統一して記載すべきではなかったでしょうか? あるページを検索から直接訪問した読者はそのページだけで理解できるでしょうか? このような課題に対応していくことが、説明という観点から見たWebサイト責任者の仕事です。
Webサイトの説明、見直してみませんか
私たちテクスタは、取扱説明書の制作やサポートサイトの管理・運営に10年以上の経験を持つ企業です。ご依頼を頂ければ、御社のWebサイトにおける説明をユーザー目線でさまざまな角度から分析し、その有効性について評価と改善提案をいたします。